この記事では、「箇所」と「場所」の違いを分かりやすく説明していきます。
「箇所」とは?
「箇所」は「かしょ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あることで問題になっている正にそのところ」という意味で、ある一点を示す言葉です。
2つ目は、助動詞として数を表す語に付き「特定の部分や数を表す言葉」という意味です。
「箇所」の言葉の使い方
「箇所」は名詞として「問題の箇所」「数箇所」「一箇所」などと使われます。
「箇」は「個別のものを数える語」「物や場所を指す語」という意味、「所」は「何かが行われるところ」「何かがあるところ」という意味、「箇所」で「指し示されたところ」「そこにある個別のものを数える語」になります。
「場所」とは?
「場所」は「ばしょ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「何かが存在したり、行われたりするところ」という意味で、何らかの目的のために存在する空間のことです。
2つ目は「ある広がりを持った土地」という意味で、漠然とした広い面のことです。
3つ目は「人やものが占める為に必要な広さ」という意味で、ある物体が存在する為に必要な空間のことです。
4つ目は「相撲の興行」という意味で、会場や期間のことです。
「場所」の言葉の使い方
「場所」は名詞として「場所がある・ない」「狭い場所・広い場所」などと使われます。
「場」は「何かが行われる所」という意味、「所」は「何かが行われるところ」「何かがあるところ」という意味、「場所」で「何かがあったり、行われたりするところ」になります。
「箇所」と「場所」の違い
「箇所」は「指し示されたところ」「そこにある個別のものを数える語」です。
「場所」は「何かがあったり、行われたりするところ」です。
「箇所」の例文
「箇所」の例文は以下の通りです。
・『訂正箇所を指示する』
・『分からない箇所を後で質問する』
・『近所にケーキ屋が三箇所もある』
「場所」の例文
「場所」の例文は以下の通りです。
・『花見の場所取りをする』
・『明るい場所でよく見る』
・『二人が初めて出会った場所へ行く』
まとめ
今回は「箇所」と「場所」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。