この記事では、「黒酢」と「甘酢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「黒酢」とは?
黒酢とは玄米から作られるお酢で、黒い色をしています。
お酢には米酢もありますが、米酢は精米した白米から作られており黄色い色をしています。
黒酢はアミノ酸が豊富に含まれており、健康に良いとして人気になりました。
アミノ酸が多い理由としては、玄米を原料としていることと熟成するのに時間をかけていることが挙げられます。
黒酢は料理の調味料としても使われていますし、ドリンクにして飲むこともあります。
また、米黒酢と呼ばれることもあるようです。
「甘酢」とは?
甘酢とは、酢に砂糖や塩を加えた合わせ調味料のことをいいます。
砂糖が入っているため甘味があり、酢の酸味もあります。
また、砂糖の代わりにみりんを使うこともあります。
甘酢にとろみをつけたのが甘酢あんで、中華料理に使われることが多いです。
甘酢あんの代表的な料理には、酢豚が挙げられます。
酢豚は豚肉に衣をつけて揚げ、野菜と一緒に炒めて甘酢あんを絡ませた料理になります。
中華料理店やラーメン店などでは定番のメニューです。
それから南蛮漬けや天津飯にも甘酢を使用します。
南蛮漬けは魚や肉に衣をつけて油で揚げ、甘酢につけた料理になります。
甘酢にはネギなどの薬味を入れるのが一般的です。
天津飯は日本生まれの中華料理で、カニ玉をご飯にのせてあんをかけます。
あんに甘酢あんを使うこともあります。
「黒酢」と「甘酢」の違い
黒酢は玄米を原料とするお酢です。
それに対して甘酢は、お酢に砂糖や塩などを加えた合わせ調味料になります。
甘酢というお酢の種類があるわけではありません。
お酢には、白米を原料としている米酢やリンゴから作られているリンゴ酢など色々な種類があります。
黒酢に砂糖や塩を加えて甘酢あんを作ることもあります。
まとめ
黒酢は玄米から作られているお酢で、甘酢はお酢に砂糖や塩を加えて作る合わせ調味料です。