この記事では、「重心」と「支点」の違いを分かりやすく説明していきます。
「重心」とは?
重心は、じゅうしんと読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、おもいや容易ではない等の意味を持つ重の文字に、物事の要とか、こころといった意味を所有する心の文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から重心は、物事の中心となっている点や重力が作用している点を示すのです。
「重心」の言葉の使い方
重心は、重力が掛かる点といった意味の言葉として用いられています。
例えば、重心が低いとか、高いといった表現を見掛ける事が可能です。
或いは、物事の中心となる点、といった意味の言葉として使用されているのです。
「支点」とは?
支点は、してんと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、ささえるや枝分かれしたもの等の意味の支の漢字に、てんや小さな印といった意味がある点の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ支点は、てこや天秤等の支えとなる固定した点を表します。
「支点」の言葉の使い方
支点は、天秤やてこで支えとなる様な点という意味に使われる言葉です。
文字が示す様に、重さ等を支えるための点という意味で、この支点は使用されています。
「重心」と「支点」の違い
重心と支点の漢字表記を見比べれば、使用されている漢字も読み方も全然違う言葉同士であると気付く事が可能です。
所が持つ意味合いには、似ている印象を受ける言葉同士なので、混同する恐れはないとは言えません。
とはいえ重心は、物体に重力が作用している点といった意味を示します。
一方の支点は、天秤やてこの支えとなっている固定した点という意味を表すのです。
まとめ
2つの言葉は、使用している漢字が違う上に、読み方も特に似てはいません。
ですが示す意味には、似た様なイメージもあるため、表現する意味合いの相違点を把握する事が大事です。
ちなみに重心は、物体に重力が掛かる際の代表的な作用点といった意味に用いられます。
対する支点は、てことか天秤の支えとなる点という意味の言葉として使われているのです。