「みなし残業」と「固定残業」は、何がどのように異なるのでしょうか。
この記事では、「みなし残業」と「固定残業」の違いを分かりやすく説明していきます。
「みなし残業」とは?
「みなし残業」とは、「みなす」。
つまり、仮にそうと見る、判断しそうと決めることを意味し、「みなし残業」は、あらかじめみなしておく残業を意味します。
毎月に給与の中にあらかじめ一定時間分の残業代を踏まえておく制度が「みなし残業」となります。
実際に明確な残業時間の把握が難しい場合や実際の労働時間に関係なく一定時間働いたことに対し「みなし残業」が支払われます。
「みなし残業」の場合、実際の残業時間が少ない月でも残業代を受け取ることができお得になるほか、残業時間に左右されず毎月一定の収入を確保することができるといったメリットがあります。
その一方、「みなし残業」以上の残業を行った場合でも追加で残業代を受け取ることができないといったデメリットもあります。
「固定残業」とは?
「固定残業」とは、「固定」。
つまり、一定し変化しないことを意味し、「固定残業」は、一定の残業代を初めから給与に含むといった意味があります。
毎月の給与の中に残業代が含まれていることが「固定残業」となります。
「固定残業」の場合、実際の残業時間が少ない月でも残業代を受け取ることができお得になるほか、残業時間に左右されず毎月一定の収入を確保することができるといったメリットがあります。
「みなし残業」と「固定残業」の違い
「みなし残業」と「固定残業」の違いは、デメリットにあります。
どちらも、事前に給与の中に一定の残業代が含まれているといったメリットがありますが、「みなし残業」の場合、実際の残業時間が「みなし残業」より多くなった場合でも追加で残業代が支払われることはありません。
それに対し「固定残業」の場合は、追加で残業代が支払われるため、この点に大きな違いがあります。
まとめ
以上のような違いを知らないと損をしてしまうこともあります。
