この記事では、「よって」と「したがって」の違いを分かりやすく説明していきます。
「よって」とは?
「よって」は「理由を述べた後に、結論を導く時に用いる語」としての意味を表す言葉です。
漢字だと「依って」や「因って」、「仍って」と表記されますが、一般的には平仮名で表記されます。
「よって」の使い方
「よって」は接続詞として使われています。
「したがって」とは?
「したがって」は「前に述べた条件に従って、後の事柄が起こること」を意味する言葉です。
漢字では「従って」と表記されます。
「したがって」の使い方
「したがって」は接続詞として使われています。
「よって」と「したがって」の違い
結論から述べると「よって」と「したがって」はどちらも主に「AだからB」のように先に述べた事柄に従って、後に別の事柄を述べる時に用いられる言葉です。
そのため、二語は類義語の関係に当たると解釈できるでしょう。
「よって」と「したがって」の類義語
「よって」や「したがって」と同じような意味を表す類義語には「だから」や「それゆえ」、「すなわち」、「そのため」、「ゆえに」、「ですから」などがあります。
「よって」と「したがって」の英語での言い換え
「よって」と「したがって」は英語だと“because”や“so”、“and”などに訳されます。
「よって」の例文
・『彼はたゆまぬ努力を積み重ねたことによって、夢を実現することができた』
・『彼女は権力を振りかざして横暴を繰り返したことによって、後に失墜してしまった』
「したがって」の例文
・『この製品に希少な金属が使われている。したがって、値段も非常に高い』
・『彼は注意書きをよく読まずに注文をしてしまった。したがって、今回のトラブルの原因は彼の不注意にあると言える』
まとめ
「よって」と「したがって」はどちらも主に「AだからB」の「だから」に相当する意味を表す言葉です。
したがって、二語は類義語の関係に当たるということでした。