「休演」と「休場」の違いとは?分かりやすく解釈

「休演」と「休場」の違いとは?分かりやすく解釈違い

「休演」「休場」はどちらも休むことを意味する言葉です。

2つの言葉はそれぞれ何の休止を意味しどのように使い分けられているのでしょうか。

今回は、「休演」「休場」の違いを解説します。

「休演」とは?

「休演」とは、「出演や公演を休むこと」を意味する言葉です。


「休演」の使い方

「休演」「演」には人前でやってみせるという意味があります。

一般的には芝居を演じたり楽器を演奏したりなど人の前に出てさまざまなものを披露することを表します。

演じる行為や演じる活動を休むことを意味する言葉が「休演」です。

公演に参加して演技や演奏を披露する個人が休むことのほか、公演や興行そのものを休止する意味でも使います。


「休場」とは?

「休場」とは、「市場や競技場などが休むこと」もしくは「出場を取り止めて休むこと」の2つのの意味で使われる言葉です。

「休場」の使い方

市場や競技場、球場やスキー場など「名前に場とつく施設を開かずに休止すること」を指します。

もうひとつの意味として「大会や競技会などに出場予定の選手が出場を取りやめること」という意味もあります。

特に大相撲の力士が本場所を休むことを表す意味で使われる言葉です。

「休演」と「休場」の違い

出演や公演など人に披露するのを取り止めて休むのが「休演」、場を閉めたり出場を取りやめたりするのが「休場」という違いで区別されます。

どちらも活動を見合わせて休止するという意味は同じですが演技や演奏など人前で披露する活動を休むのが「休演」、活動のための場や場への参加者が休むのが「休場」です。

「休演」の例文

・『体調不良で主演俳優が休演することになった』
・『明日は休演日なので公演は行われない』

「休場」の例文

・『土日は市場が休場になる』
・『怪我で本場所を休場する』

まとめ

「休演」「休場」はどちらも休止を表す言葉ですが休む内容の違いで使い分けられます。

休止する主体が何であるのかに注目して使い分けてください。

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