この記事では、「久遠」【くおん】と「永遠」【えいえん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「久遠」とは?意味
永遠を仏教用語でいうと「久遠」【くおん】になります。
遠い未来にまで物事が続くといった状況を表すとき使う言葉であり、永久に今の状態が続いていくことに対して言及するわけです。
仏語では、長く久しいことを意味している言葉でもあり、ある事柄がいい状態のまま続いていくことを願う人の気持ちを込めた言葉でもあります。
「永遠」とは?意味
永久にいいことが続くように人が心を込めて願うことを「永遠」【えいえん】といいます。
遠い未来にまで幸せな状態が続き、途絶えないように祈る気持ちを込めた言葉です。
愛する二人の関係がずっと続き、変化しないよう努力して歩くと誓う気持ちを表すときも使われています。
結婚式では、夫婦がずっと幸せでいられるよう神父の前で誓うのです。
「久遠」と「永遠」の違い
「久遠」と「永遠」の違いを、分かりやすく解説します。
いいことが長く続くことを願った「永遠」を仏語で「久遠」といいます。
親が長生きすることを願ったり、友情がいつまでも変わらずに続く、愛を誓うなど、人が幸せになればいいと願うときに使う言葉です。
もう一方の「永遠」は、現代でよく使われている言葉であり、遠い未来まで幸せな状態が続くことを願うとき誓いを立てます。
物事が悪い方向に行かないよう願い、永久に不変せずいい状況でいられるよう概念を示すのです。
「久遠」の例文
・『子どもが幸せになり、久遠の生命を願う』
・『彼が事故に遭い、久遠の別れに涙が止まらない』
「永遠」の例文
・『神の前で愛する二人は永遠に変わらぬ愛情を誓った』
・『戦争で人々が傷つかないよう永遠に平和であることを願う』
まとめ
どちらも同じ意味を持つ言葉ですが、仏語であるか、現代でよく使われているかの違いがあります。
自分なりに使い方を工夫して、うまく意味を活かして使ってみるといいでしょう。
