この記事では、「要旨をまとめる」と「ダイジェスト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「要旨をまとめる」とは?
「要旨をまとめる」とは、「文章などの大切な箇所だけを取り上げる」もしくは「言わんとしていることを分かりやすい言葉に代えて表現する」などという意味合いで使われる言い回しです。
「要約する」あるいは「要点を抜き出す」などという語句と同じようなニュアンスで用いられており、「ポイントや大事な部分のみをまとめ上げる」などという意味で使用されています。
「ダイジェスト」とは?
「ダイジェスト」とは、「整理する」または「要約する」などという意味をもつ英単語の「digest」を由来とする言葉です。
日本語の意味においては「テレビ番組などにおける総集編」もしくは「注目に値する場面だけを集めた特別な映像集」などというニュアンスで使われており、「ハイライト」という語と似たような意味合いの文言として用いられています。
「要旨をまとめる」と「ダイジェスト」の違い
「要旨をまとめる」と「ダイジェスト」の違いを、分かりやすく解説します。
「要旨をまとめる」という言い回しは、「重要な語句や文脈などをまとめる行為」を指しており、一方「ダイジェスト」は「まとめた行為の先にできる完成品」などを指して使われる文言です。
大まかに言えば同じような意味をもつ表現とも言えますが、それぞれの語句を用いる場面や文脈などはまったく異なります。
「要旨をまとめる」の例文
・『取扱説明書の要旨をまとめる担当者は誰ですか』
・『どんな人が読んでも理解しやすいように要旨をまとめる』
「ダイジェスト」の例文
・『ワールドカップサッカーのダイジェスト番組を録画しておいてください』
・『映画ハリーポッターのダイジェスト版を手に入れることはできますか』
まとめ
「要旨をまとめる」と「ダイジェスト」は、いずれも「大切な箇所だけを抜き出す」などというニュアンスで使われる文言です。
それぞれの意味自体は似ていますが、使われる場面や文脈などは異なりますので、使用する際には注意しながら使うことをおすすめします。