「ヒヒ」と「サル」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ヒヒ」と「サル」の違いとは?違い

アフリカ大陸にしか生息しないヒヒと北米、欧州と空白域のあるサル、その違いとは?

この記事では、「ヒヒ」「サル」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ヒヒ」とは?

サル目オナガザル科ヒヒ属の生物を指します。

ヒヒ属は5種類から構成されていますが、日本では圧倒的に「マントヒヒ」が知名度を誇ると言っていいでしょう。

特に古代エジプトでは聖獣・神獣の類で扱われていた事で有名。

エジプト神話の神であるアヌビスや西アフリカの国、地名でもあるギニアが種名についている事から解るとおり、主にアフリカ、中近東に生息しています。

一方で和名であるヒヒに関しては中国由来の日本の妖怪である狒々からであるのは言うまでもありません。


「サル」とは?

「サル」とはサル目、いわゆる一般的には霊長類や霊長目に分類される生物の総称だと言っていいでしょう。

端的に言えば小さく愛玩動物として人気なピグミーマーモセットはもとより、古き米国映画『キングコング』に代表される力の象徴でもあるマウンテンゴリラ、童謡で歌われるアイアイ、日本の固有種でもあるニホンザルまで全てを一括りにしたものです。

広義的に言えば霊長類である人類も「サル」に含まれます。

1970年代に製作された米国映画『猿の惑星』シリーズはこの事を具現化したものでした。

但し一般的には人類を除いた霊長類を「サル」と呼ぶと言っていいでしょう。


「ヒヒ」と「サル」の違い

「ヒヒ」「サル」の違いを、分かりやすく解説します。

当然ながら「ヒヒ」の5種類はサル目であり、「サル」の種類の一部にしかすぎません。

また「サル」は総称であるが故に北米や欧州を除いた広域に様々な種類が生息している一方で「ヒヒ」は主にアフリカ大陸と紅海を挟んだ中近東の一部にしか生息していません。

まとめ

「ヒヒ」は霊長類を構成しているオナガザル科のヒヒ属に限定した5種類を指すと言っていいでしょう。

多くの種類が属しているサル目・霊長類のなかの1種類にしか過ぎません。

一方で「サル」は霊長類の総称であり、多種多様な種類が存在しています。

広義、生物学的には人類いわゆる“ヒト”「サル」に分類されるのは言うまでもありません。

但し一般的にはヒトを除いた霊長類の総称として使われます。

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