この記事では、「待ってきた」と「待ってきました」の違いを分かりやすく説明していきます。
「待ってきた」とは?
頼んでおいた必要な物を運んできたと伝えるとき「持ってきた」【もってきた】といいます。
家から和菓子を作って「持ってきた」といえば、相手のために時間をかけて作って渡すため持参した物を伝えるわけです。
また、相手から持ってきてと頼まれた鞄を「持ってきた」と軽い口調で気軽に伝えられます。
このように、人に頼んだとき持参したり、相手のために必要な物を持って行く行為を伝える言葉となるのです。
「持ってきました」とは?
相手から頼まれた物を持参したと伝えるのが「持ってきました」【もってきました】です。
丁寧に敬語で伝えるとき使う言葉であり、「新商品の見本を持ってきました」と言ってはどのような物を持ってきたか具体的に話します。
また、上司が「ハサミを持ってこい」と指示してきたときはその要望に素早く行動して渡す際に使う言葉にもなるわけです。
「持ってきた」と「持ってきました」の違い
ここでは「持ってきた」と「持ってきました」の違いを、分かりやすく解説します。
子供や友人といった親しい人が頼んでいた物を渡してくるとき「持ってきた」といいます。
また、反対に部下へ注文した物を手に持って表れたとき「判子を持ってきた」と指示した側が相手の行動を表すとき使うわけです。
もう一方の「持ってきました」は「持ってきた」の丁寧な言い方であり、部下が上司に物を渡す際に失礼なく伝えます。
職場では「持ってきました」の方がよく使われている言葉です。
「持ってきた」の例文
・『姉が頼んでおいたLED電球の懐中電灯を持ってきた』
・『ご飯がないと伝えると、店員が慌てて持ってきた』
「持ってきました」の例文
・『部長、食堂で使える割引券を持ってきました』
・『取引先が注文しておいた部品を全部持ってきました』
まとめ
人へ持参したことを気軽に伝えるか、丁寧に話す際に使うとの違いがあります。
相手によってどちらを使えば失礼なく伝えられるか確かめてから使いましょう。