この記事では、タイヤの「91Q」と「91S」の違いを分かりやすく説明していきます。
「91Q」とは?
「91Q」とは荷重指数とスピードレンジを表す記号です。
91がロードインデックスとも呼ばれる荷重指数を表し、Qが規定の条件下で問題なく走れる最高速度を表します。
具体的な数字で言えば荷重指数の91は615kgの負荷まで耐えられてQは最高速度が時速160kmまでです。
自動車であればタイヤは4つなので単純計算で車体と乗っている人と荷物を合わせて2. 4トンまで耐えられます。
ただしあくまでも目安なので荷重がもう少し高くても耐えられる可能性はありますし、逆にもっと低くても耐えられなかったりそこまで速度が出ない可能性も十分あるので注意は必要です。
「91S」とは?
「91S」とは荷重指数とスピードレンジを表す記号です。
91は「91Q」と同じですがQがSに変わっていることからわかるように速度の上限が変わっています。
「91S」の場合負荷能力は615kgで最高速度が時速180kmです。
スピードレンジを表すSは最高速度が高い物のほうがタイヤが硬く、低いものの方がタイヤが柔らかいという違いがあり、それによって誤差程度に乗り心地や燃費が変わる可能性もあります。
タイヤの「91Q」と「91S」の違い
「91Q」と「91S」の違いを、分かりやすく解説します。
負荷能力が615kgで最高速度が時速160kmのタイヤが「91Q」で、負荷能力が615kgで最高速度が時速180kmのタイヤが「91S」です。
比較すると「91Q」の方が多少柔らかく「91S」の方が多少固いですが大きな違いではありません。
まとめ
負荷能力は両方同じですが最高速度が「91Q」より「91S」の方が少し高いというのが違いになります。
「91Q」の最高速度時速160kmと言うのはタイヤとしてはそこそこに低めであり、高速道路などで超過するとタイヤがバーストする危険もあるので、そういう心配があるなら多少最高速度の限界が高めの「91S」を選ぶべきと言えます。