この記事では、「海老で鯛を釣る」と「骨折り損のくたびれ儲け」の違いを分かりやすく説明していきます。
「海老で鯛を釣る」とは?
海老で鯛を釣るとは、少ない元手やわずかな労力で大きな利益を得るこということわざです。
小さくて安価な海老を使い、値段の高い鯛を釣る様子を表しています。
古くから日本では、鯛はお祝いには欠かせない魚でした。
魚の中では日持ちが良く、縁起の良い赤い色をしています。
そのため特別な日のごちそうとして食べられていたのです。
海老は鯛を釣る時のエサとして使われていました。
海老には伊勢海老や車海老といった値段が高いものもありますが、この場合の海老はもっと小さくて安い海老を指しています。
「骨折り損のくたびれ儲け」とは?
骨折り損のくたびれ儲けとは、沢山苦労はしたものの成果が上がらず疲労だけが残ったという意味のことわざです。
利益が得られない無駄な努力のことをいいます。
骨折り損のくたびれ儲けは、こんにゃく屋のエピソードに由来します。
こんにゃくが売れないこんにゃく屋は大きなこんにゃくを作りました。
大きなこんにゃくは沢山売れましたが売値が元のままだったので、ほとんど利益にならなかったという話です。
労力をかけた割には利益を得ることができない様子を表しています。
「海老で鯛を釣る」と「骨折り損のくたびれ儲け」の違い
海老で鯛を釣ると骨折り損のくたびれ儲けは、意味が正反対のことわざです。
海老で鯛を釣るは、少ない元手や労力で大きな利益を得ることをいます。
それに対して骨折り損のくたびれ儲けは、多大な労力をかけたものの成果が上がらず無駄になってしまうことをいいます。
まとめ
海老で鯛を釣ると骨折り損のくたびれ儲けは、全く意味が正反対のことわざです。
少ない元手や労力で大きな利益を得るのが海老で鯛を釣るで、多大な労力をかけたのに成果が上がらず無駄になってしまうことが骨折り損のくたびれ儲けになります。