この記事では、「重い」と「重たい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「重い」とは?
「重い」は様々な場面で使用される言葉です。
「体重が重い」とは目方が多い場合。
「口が重い」とは動きが鈍い場合。
「気分が重い」とは気分がさっぱりしない場合。
「重い病気」とは深刻や重大である場合など、様々な場面で「重い」は使用されます。
これらに共通して言えることは、「重い」は「重い」という事実を表していることです。
「重たい」とは?
「重たい」は様々な場面で使用される言葉です。
「荷物が重たい」の場合は、荷物が重く苦痛を感じていることを意味します。
また、「気が重たい」は、気分が晴れずに優れないことを意味します。
このように、「重たい」の「たい」には精神的な苦痛が隠れており、その苦痛を誰かに伝えたいと思う気持ちが込められています。
「重い」と「重たい」の違い
「重い」と「重たい」の違いを、分かりやすく解説します。
「重い」と「重たい」は、どちらも様々な重さを表現する言葉です。
そのうえで、「重い」の場合は「重い」という事実を表現する言葉になり、「重たい」の場合は「重い」ことに対し苦痛を感じているネガティブな意味が込められた言葉になります。
そのため、「カバンが重い」の場合は実際にカバンが「重い」という事実を述べるだけの言葉になります。
一方、「カバンが重たい」の場合はカバンが「重い」ことに対し苦痛を感じている言葉になります。
このような違いがあることから、「重たい」の場合は重くて良いことには使用されない傾向があります。
「重い」の例文
・『朝から体が重く、なかなかベッドから出ることができなかった』
・『彼が犯した罪は非常に重い』
「重たい」の例文
・『彼は、重たい口調で昨日の出来事について話し始めました』
・『荷物が重たいと彼に伝えたにも関わらず、手伝ってくれませんでした』
まとめ
「重い」と「重たい」には、以上のような事実を述べているのか、苦痛を感じているのか、といった違いがあります。