この記事では、「日射」と「日照」の違いを分かりやすく説明していきます。
「日射」とは?
「にっしゃ」と読み、太陽から地球が受け取るエネルギーのことをいいます。
「日射」は、地球の大気現象を起こすもととなります。
地球圏に入ってきた日射の一部は、雲や大気のチリによって宇宙に反射されます。
また、地面まで届いた日射も、雪や氷、砂漠などに反射されて宇宙へ戻っていきます。
反射されなかった日射は、地面や大気に吸収されて地球を暖めていきます。
日射の量は、1平方メートルあたりのキロワットで表します。
「日射」の使い方
太陽から地球が受け取るエネルギーについて言う場合に使います。
「日射の強さを測る」などです。
また、炎天下で激しいスポーツを行うなど、直射日光が原因となって体調を崩すことを「日射病」といいます。
「日照」とは?
「にっしょう」と読み、太陽が地上を照らすことをいいます。
影が出来ることが指標になります。
「日照」の使い方
太陽が地面を照らすことを表すときに、使います。
「日照が不足する」「日照時間」「日照権」などと、使用します。
「日射」と「日照」の違い
「日射」とは、太陽が地球に対して出す放射エネルギーのことをいい、「日照」とは、太陽が地面を照らすこと、照らしている状態のことをいいます。
違いは、日照は照らしている状態のことで、日射は太陽が照らすエネルギーのことを表しているところです。
「日射」の例文
・『帽子をかぶらずに外で遊んでいたら、日射病になってしまう』
・『我が家に太陽光発電を設置しようと思いましたが、日射量が少ないので、迷っています』
「日照」の例文
・『野菜を育てたいと思いますが、家の庭は日照時間が短いので、収穫できるのか心配です』
・『日照時間が短い季節は、気持ちも塞いできます』
まとめ
「日射」と「日照」は似ている言葉ですが、意味は違います。
違いを知って、役立ててください。