「カツオ」と「ソウダガツオ」の違いとは?分かりやすく解釈

「カツオ」と「ソウダガツオ」の違いとは?違い

腹部のラインが目印!この記事では、「カツオ」「ソウダガツオ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「カツオ」とは?

江戸時代の浮世絵から現代のツナ缶のカツオ製品のイラストにまで腹部に線が描かれている通り、「カツオ」の外見の特徴はその腹部だと言っていいでしょう。

回遊魚なのは周知の事実です。

ただしツナ缶の材料となるマグロとの違いはあからさまに小さい事でしょう。

10kgサイズにしかならず、マグロは種類によって100kgを越え、一番小型のビンナガでも大きいものは30kgを越えてきます。

それ故に古来から一本釣りの漁が盛んだったとも言えるでしょう。

加工品から生食まで日本人にはかかせない魚になります。


「ソウダガツオ」とは?

マルソウダとヒラソウダの二種類でソウダガツオ属を形成。

日本近海で漁獲できるカツオ四種類のうちの二種類になります。

カツオの特徴であった腹部にラインが発現しないのが「ソウダガツオ」の特徴だと言っていいでしょう。

古くから「カツオ」に似た魚だとして知られており、その名前も「カツオ」に似た魚を倒置法で表現したものです。

また昔から「宗田節」の原材料として知られています。


「カツオ」と「ソウダガツオ」の違い

「カツオ」「ソウダガツオ」の違いを、分かりやすく解説します。

カツオは日本近海で獲れる四種類の「カツオ」の1つ。

「ソウダガツオ」はマルソウダもヒラガツオの二種類から属が構成されており「スマガツオ」との近縁種になりす。

このため「カツオ」は実質一種類だけ腹部に数本のラインが走っている事から古来より特別な存在だったのは間違いないでしょう。

江戸時代後期前半ほどまでは季節の風物詩や縁起物としても扱われていました。

それに対して「ソウダガツオ」は傷みやすく、古くから宗田節としての利用が多かったと言えます。

旬の時期は「カツオ」は初と戻りの二種類が存在。

「ソウダガツオ」は晩秋から冬の1度のみになります。

まとめ

「カツオ」は外見的に腹部に複数のラインが走っているのが一番の違いだと言っていいでしょう。

これは江戸時代の浮世絵から現代の「カツオ」のツナ缶にまで描かれる同種の特徴です。

一方の「ソウダガツオ」二種にはこの様な特徴はなく、背中にサバを思わせる模様が見られます。

またサイズも「カツオ」と比べると半分程度にしかなりませんから、外見から一目瞭然と言えるでしょう。

また日本の食卓に欠かせないのが「カツオ」であり、加工品から生食まで様々なのに対して「ソウダガツオ」は傷みやすく血合いも多く、冷蔵冷凍技術の進化した現代でも生食は稀で水揚げ量の多い高知県などでのみ。

あとは宗田節の原料として使われる事が多いと言えます。

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