話を切り出したり、話の内容を転換させる時に使う言葉には「では」や「ところで」があります。
この記事では、「では」と「ところで」の違いを分かりやすく説明していきます。
「では」とは?
「では」とは「それでは」を略した接続語であり、前述の内容を踏まえた上で次の内容に導く時に使う言葉です。
「では」はこれ以外にも動作の始まりや終わりに対して区切りを付ける時にも使うことが可能です。
「それでは」の類義語には「それなら」がありますが、こちらは仮定の内容や会話を踏まえた上で次の内容を話す時に使います。
「ところで」とは?
「ところで」とは、一旦話の内容を区切ったり会話を終わらせてから、次の話題に切り替える時に使う言葉です。
「ところで」はこれ以外にも接続助詞としても使われる言葉であり、こちらは特定の事態が発生しても上手くいかないことやよくない状態を引き起こすことを示す意味があります。
「ところで」の類義語には「とはいえ」や「にもかかわらず」、「にしても」、「ちなみに」が有名です。
「ちなみに」は前の事柄や内容を受けて補足や説明を付け加える時によく使います。
「では」と「ところで」の違い
この2つはどちらも話の内容を転換させる時に使う言葉です。
「では」は「それでは」を略した言葉であり、前述の内容を踏まえた上で次の会話を導く時に使います。
「ところで」は現在の会話や内容を区切って終わらせてから、次の会話に移る時に使います。
「では」の例文
・『それでは本題に入るとしましょう』
・『では彼の意見を聞きたいと思いますので、プレゼンの準備をお願いします』
「ところで」の例文
・『ところで犯人がこの時監視カメラに映っていたのは、どうも不自然だと思いませんか?』
・『ところで最近彼女とは上手くやっているのか?』
まとめ
「では」や「ところで」は話の内容を転換させる時に使う接続語であり、色々な場面で使うことが可能です。