「ノルディックポール」と「ウォーキングポール」にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「ノルディックポール」と「ウォーキングポール」の違いを解説します。
「ノルディックポール」とは?
「ノルディックポール」とは、「体を前傾させて歩くノルディックウォーキング用のポール」です。
「ノルディックポール」の使い方
歩行の補助として使うストックポールの一種で体を前方に傾けて歩くノルディックというウォーキングスタイル用のポールです。
もともとはノルディックスキーの種目であるクロスカントリーが発祥で、クロスカントリーの選手が雪のない平地のトレーニングでも雪上の歩行スタイルを取り入れて山の中などを歩き回ったのが始まりです。
スキーで雪上を歩く時と同じように体を前方に傾けるスタイルで歩行するためポールは踏み出す足よりも後方に突き立てます。
「ウォーキングポール」とは?
「ウォーキングポール」とは、「歩行の補助として両手に持つポール」のことです。
「ウォーキングポール」の使い方
両手に持ったポールストックで体を支えながら歩くウォーキングスタイルのときに使う補助具です。
上体を起こして歩行しボールは姿勢を安定させる目的で使うため踏み出す足の横に突き立てます。
安定した姿勢で歩けるので足への負担が少なく長時間歩くのに有効なスタイルです。
「ノルディックポール」と「ウォーキングポール」の違い
「ノルディックポール」と「ウォーキングポール」では使い方が違います。
「ノルディックポール」は踏み出す足よりも後ろに突き立て前方への推進力を生み出すように使うのに対し「ウォーキングポール」は歩行姿勢を維持するのが主目的です。
「ノルディックポール」はあまり強く握らずに使うためグリップはやや太めでグリップガードにより落下を防止します。
「ウォーキングポール」は体重をしっかり支えられるよう強く握り込むので指の形に合わせてグリップが刻まれています。
まとめ
「ノルディックポール」と「ウォーキングポール」は見た目は似ていますがグリップの形状やポールのしなりなど細部のつくりは大きく異なります。
ウォーキングスタイルに合わせて適切なポールを利用してください。