「ボイスオーバー」と「ナレーション」の違いとは?分かりやすく解釈

「ボイスオーバー」と「ナレーション」の違いとは?違い

今では独特のファンが多くいることで有名な声優の世界ですが、一般的によく知られるアニメや映画の声当て以外にも、声優の方々に多くのオファーがある仕事が存在します。

それは「ボイスオーバー」「ナレーション」です。

この記事では、「ボイスオーバー」「ナレーション」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ボイスオーバー」とは?

「ボイスオーバー」とは、英語の「voice over」をカタカナ表記したもので、「何かの上に声を重ねる」という意味の言葉です。

一番わかりやすいのは、テレビのバラエティなどで、外国の映像を流す時に、元の音声は小さく聞こえている上に日本語で翻訳したセリフがかぶせられて流れてくるものを想像していただければ間違いありません。

つまり「ボイスオーバー」「かぶせる」であると言っても良いでしょう。


「ナレーション」とは?

「ナレーション」とは、映像作品や音声コンテンツなどにおいて、場面や背景などを言葉で説明することを言います。

一番わかりやすいのはニュースなどの映像に、アナウンサーが説明を入れる場面です。

元のコンテンツだけではわかりにくいような事柄を解説する必要がある場合にはよく取られる手法なので、ニュース以外にも多くの作品で使用されています。


「ボイスオーバー」と「ナレーション」の違い

「ボイスオーバー」「ナレーション」の違いを、分かりやすく解説します。

映像作品の音声におけるこの2つは、共に「後から追加した音声」という意味では同じですが、大きな違いがあります。

それは、「ボイスオーバー」が、映像の中の世界にある言葉であるのに対して、「ナレーション」は映像の外の世界からの客観的な言葉であるということです。

つまり、この2つの違いを簡単に表現すると「中の人の声ならボイスオーバーで、外の人の声ならナレーション」と言っても良いでしょう。

まとめ

この記事では、「ボイスオーバー」「ナレーション」の違いを、解説してきました。

「ボイスオーバー」と聞くと、多くの人はiPhoneなどのスマホで画面上の文字を音声で読み上げるような機能のことを思い浮かべるでしょう。

実はこれも映像作日の「ボイスオーバー」と同じで、ある目的のために後から追加した音声といえるのです。

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