この記事では、「ポーチドエッグ」と「温泉卵」の違いについて紹介します。
ポーチドエッグとは?
ポーチドエッグとは、沸騰したお湯の中に酢を入れ卵を割り入れて固めた料理のことをいいます。
英語の「poached egg」をそのまま日本語読みした言葉で、落とし卵と呼ばれることもあります。
お湯に酢を入れるのは、卵を固まらせやすくするためです。
野菜に添えて食べたり、パンに添えて食べることが多いです。
ポーチドエッグを使った料理には、エッグベネディクトがあります。
エッグベネディクトは、トーストしたイングリッシュマフィンにベーコンやハム、ポーチドエッグなどの具材をのせてオランデーズソースをかけた料理です。
温泉卵とは?
温泉卵とは、卵を殻のまま茹でて黄身の部分は半熟、卵白部分を半凝固状態に仕上げた食べ物をいいます。
温泉のお湯や蒸気を使って作ることが多かったので、温泉卵と呼ばれるようになりました。
だし醤油等をかけて食べることが多いです。
温泉地の旅館では、朝食の際などに提供されたりします。
また、うどんや丼物、カレー等のトッピングとしても人気があり、「温玉(おんたま)」と呼ばれることもあります。
それから温泉地では、温泉の蒸気などで作った茹で卵のことを半熟ではなくても温泉卵と呼んでいます。
土産物としても人気があります。
ポーチドエッグと温泉卵の違い
ポーチドエッグも温泉卵も卵料理ですが、作り方には違いがあります。
ポーチドエッグは熱湯の中に卵を割り落して作りますが、温泉卵は殻つきのままお湯で茹でます。
また、どちらも黄身は半熟ですが、ポーチドエッグは白身は固まっています。
温泉卵の場合、白身も半凝固の状態になっています。
まとめ
ポーチドエッグは殻を割って卵をお湯に割り入れますが、温泉卵は殻付きのままの卵を茹でて作ります。
また、白身が固まっていて黄身が半熟なのがポーチドエッグで、白身も黄身も半熟・半凝固状態なのが温泉卵になります。