この記事では、「募金」【ぼきん】と「寄付」【きふ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「募金」とは?意味
多くの人からお金を集めることを「募金」【ぼきん】といいます。
食材や着るものではなく、お金を集める行為を指すわけです。
ロビーやレジの横、駅などに箱を置いて入れてもらう方法など能動的なやり方で集めます。
主に、これから活動しようとするときお金が足りないというとき「募金箱」を持って人がいそうな所をまわったり、箱を置かせてもらって金銭を募るわけです。
「寄付」とは?意味
人の善意によって贈ってもらう金銭を「寄付」【きふ】といいます。
企業や団体の活動や考え方に共感した人が支援したいと思うお金を指すわけです。
野良猫を飼い猫にして糞尿問題を改善したり、殺処分されないよう保護する活動団体にお金を振り込んで使ってもらいます。
他にも、森林破壊を食い止めるため植樹する団体に多額のお金を贈る資産家の活動も「寄付」となるのです。
「募金」と「寄付」の違い
「募金」と「寄付」の違いを、分かりやすく解説します。
お金を募って集めることを「募金」といい、多くの人から少しずつ募る行為を指します。
そのため、お金がない子供でも10円、50円とお金を募金箱に入れることもあるわけです。
もう一方の「寄付」は、災害で困る人や貧困で苦しむ子供や女性を助けるといった社会づくりに役立てるため、贈ってもらうお金という意味があります。
自分のことのように考えて、問題を解決するために服や食材を団体に送る行為も「寄付」になるのです。
「募金」の例文
・『一般社団法人でも設立できる募金制度を考える』
・『お小遣いを貯めて団体に募金する姉妹もいる』
「寄付」の例文
・『新品の文房具を団体に寄付し続ける人もいる』
・『寄付したときは、控除と税金優遇を活用したい』
まとめ
どちらも善意の気持ちで団体や企業に届けるものを指す行為ですが、意味に違いがありますので、うまく自分で使い分けてみるといいでしょう。