この記事では、「レイシスト」と「レイシズム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「レイシスト」とは?
「レイシスト」とは人種によって他人を差別する人です。
人種を意味するraceから来ています。
差別主義者と認識されることも多いですが、人種という意味の言葉に由来している通り人種による差別を行う人や、人種によって人としての格に優劣があると認識している人を指す言葉です。
例えば大昔のアメリカで一般的だった黒人は肌の色が黒いから下等とみなしていた人たちは、典型的なレイシストと言えるでしょう。
「レイシズム」とは?
「レイシズム」とは人間は人種によって根本的に優劣の差があり、劣っている人種は優れた人種の支配下に置かれるのが当然であるという思想です。
日本語では人種主義と呼ばれ、このレイシズムの価値観を持った人がレイシストと言えます。
過去にレイシズムによって下等とみなされた人種としては、アメリカ大陸の黒人やナチスドイツ下のユダヤ人が代表的でしょう。
誰かを下において優越感を得たり自由にこき使いたいという考えは何千年も昔からある人間の考えであり、見た目でもわかりやすい人種によってそれを正当化しようとしている思想と言えます。
「レイシスト」と「レイシズム」の違い
「レイシスト」と「レイシズム」の違いを、分かりやすく解説します。
人種によって他人を差別する人が「レイシスト」で、人種によって根本的で覆せない優劣があり優れた人種が劣等人種を支配して当然という思想が「レイシズム」です。
「レイシズム」の価値観を持っている人を指す言葉が「レイシスト」と言うこともできます。
まとめ
「レイシスト」と「レイシズム」の違いは人を指しているか思想を指しているかという違いです。
レイシストは人種で人を差別する人を指す言葉であり、レイシズムが人は人種によって優劣があり劣る人種は優れた人種に絶対服従して当然という差別的な思想を指します。