この記事では、「ココアパウダー」と「純ココア」の違いを分かりやすく説明していきます。
ココアパウダーとは?
ココアパウダーとは、カカオマスから油脂成分のカカオバターを取り除き細かくパウダー状にしたものをいいます。
カカオマスはカカオ豆を焙煎してからすり潰し、ペースト状にしたものです。
カカオマスはチョコレートの原料としても知られています。
純ココアやピュアココアと呼ばれることもあります。
ココアパウダーは、洋菓子作りの材料としてよく使われます。
クッキーやケーキの生地に練り込むこともありますし、イタリアのスイーツとして有名なティラミスは表面にココアパウダーが振りかけられています。
純ココアとは?
純ココアとは、ココアパウダーのうちココアバターが全重量の22%以上で水分量が7%以下のものでバニラ系以外の香料が含まれていないものをいいます。
カカオマスからカカオバターを取り除く工程では、完全にカカオバターを取り除くことはできません。
そのため表示に関して基準が設けられているのです。
純ココアは、製菓の材料としてよく使われています。
チョコレートの風味を加えるのに最適で、ほろ苦さが加わります。
ココアパウダーと純ココアの違い
ココアパウダーと純ココアは同じものです。
純ココアに対して、砂糖や乳製品などを加えて飲みやすくしたものを調整ココアといいます。
本来、ココアパウダーは純ココアのことを指しますが、調整ココアもココアパウダーに含まれる場合もあります。
調性ココアは、そのままお湯や牛乳で溶いて飲み物として飲むことがほとんどです。
単にココアパウダーという時には、調整ココアではなく純ココアを指すのが一般的になります。
まとめ
ココアパウダーと純ココアは全く同じものです。
本来、ココアパウダーというと純ココアを指しますが、純ココアに砂糖や乳製品などを加えた調整ココアもココアパウダーに含まれることがあります。
