「尤も」と「最も」の違いとは?分かりやすく解釈

「尤も」と「最も」の違いとは?違い

この記事では、「尤も」「最も」の違いを分かりやすく説明していきます。

「尤も」とは?

「尤も」「もっとも」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「道理にかなっていること」という意味で、なるほどその通りであると納得できることを表します。

2つ目は「前の事柄を肯定しつつ、例外や反対の内容などを補足する接続詞」という意味で、「なるほどそうだが」「とは言うものの」「ただし」の言い換えとして使われます。

3つ目は、後に打消しの語を伴い、「少しも」「全然」という意味で、全くその様なことはないと否定する語です。


「尤も」の言葉の使い方

「尤も」は名詞・形容動詞として「尤もだ・である」「尤もな話」などと使われたり、副詞として「尤も逃れられない」などと使われたり、接続詞として「尤も~という場合もある」などと使われます。

基本的に、「道理にかなっていて当然のこと」「例外を述べる接続詞」に使われる言葉です。


「最も」とは?

「最も」「もっとも」と読みます。

意味は「比較して、程度が他のどれよりも優れていること」です。

複数あるもののち、何よりも度合いが大きいことを表します。

「最も」の言葉の使い方

「最も」は副詞として「最も多い・少ない」「最も優れている」などと使われます。

上記で紹介した「尤も」と同じ語源と言われ、基本的に「他と比較して、一番優れていること」に使われる言葉です。

「尤も」と「最も」の違い

「尤も」「道理にかなっていて当然のこと」「例外を述べる接続詞」です。

「最も」「他と比較して、一番優れていること」です。

「尤も」の例文

「尤も」の例文は以下の通りです。

・『彼が怒るのも尤もなことだ』
・『子供が尤もな言い分を主張する』
・『飲み会は全員参加です、尤も喜ばない人も若干いますが』

「最も」の例文

「最も」の例文は以下の通りです。

・『彼は部内で最も走るのが速い』
・『富士山は日本で最も高い山だ』
・『最も大きな動物はクジラだ』

まとめ

今回は「尤も」「最も」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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