「滅亡」と「滅失」の違いとは?分かりやすく解釈

「滅亡」と「滅失」の違いとは?違い

この記事では、「滅亡」「滅失」の違いを分かりやすく説明していきます。

「滅亡」とは?

滅亡は、めつぼうと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、存在しているものが絶えてなくなる事といった意味の滅の漢字に、存在していたものがなくなるという意味がある亡の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ滅亡は、滅びてしまう、という意味を表すのです。


「滅亡」の言葉の使い方

滅亡は、絶えてなくなってしまう事といった意味を表現する際に使用される言葉となっています。

国家が滅んでしまったり、生物が死に絶えてしまった時等に、この滅亡を使用して表わしたりするのです。


「滅失」とは?

滅失は、めっしつという読み方をすべき言葉となっています。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、ほろびるやなくなるといった意味を持っている滅の文字に、うしなうやなくすといった意味を有する失の文字を付け加える事で完成した言葉です。

以上の事から滅失は、滅んでなくなる事や物がその物としての物理的存在を失う事を示します。

「滅失」の言葉の使い方

滅失は主に、滅んでしまうという意味の言葉として用いられているのです。

例えば火災等で建物が焼けて消えてしまった場合等に、滅失するといった表現で、この滅失が使用されたりします。

「滅亡」と「滅失」の違い

滅亡と滅失の文字表記を見比べれば、2文字目に亡と失という漢字の違いがある事に気付く事が可能です。

所が最初の漢字は同じ滅であり、互いに、何かが滅んでしまうという同じ意味を持っています。

とはいえ滅亡は一般的に使用される言葉であるのに対し、滅失は同じ様な意味でもほとんど用いられない言葉です。

まとめ

2つの言葉は2文字目に明確な漢字の違いがありますが、示す意味合いはほぼ同じでどちらも、滅びる、という意味を表現する言葉です。

ですが滅亡の方が一般的に広く使われているので、迷ったら滅亡という言葉を用いた方が相手には伝わり易いと言えます。

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