この記事では、「禁じ得ない」と「せざるを得ない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「禁じ得ない」とは?
「禁じ得ない」は「きんじえない」と読みます。
「禁じ得ない」は、「ある感情を抑えることができない」という意味があります。
ビジネスシーンで使うことが多い言葉で、悲しみや怒りなどの感情を抑えきれないような場面で使います。
「せざるを得ない」とは?
「せざるを得ない」は「せざるをえない」と読みます。
「せざるを得ない」は、「どうしてもしなければならない」という意味があります。
ビジネスシーンなどで使うことが多く、本当はしたくない場合でも、都合上、立場上しなければならないことがある時に使う言葉です。
「禁じ得ない」と「せざるを得ない」の違い
「禁じ得ない」と「せざるを得ない」の違いを、分かりやすく解説します。
「禁じ得ない」には、「ある感情を抑えることができない」という意味があります。
一方ので「せざるを得ない」には、「どうしてもしなければならない」という意味があります。
「禁じ得ない」は「感情」についての言葉で、「せざるを得ない」は「行為」についての言葉という大きな違いがあります。
このように二つの言葉は、ビジネスシーンで使うことが多いという共通点があるものの、意味はまるで違う言葉だと知っておきましょう。
「禁じ得ない」の例文
・『同情の念を禁じ得ない』
・『驚きを禁じ得ない』
「せざるを得ない」の例文
・『残念だが、クビにせざるを得ない』
・『疲れがたまっているが、残業せざるを得ない』
まとめ
「禁じ得ない」と「せざるを得ない」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
ビジネスシーンで使うことが多いため、混同しやすい言葉になります。
今回、2つの言葉の意味と違いを知ることで、混同せずにきちんと使い分けることができるようになるのではないでしょうか。