「実積」と「実績」の違いとは?分かりやすく解釈

「実積」と「実績」の違いとは?違い

この記事では、「実積」「実績」の違いを分かりやすく説明していきます。

「実積(じっせき)」とは?

「実積」とは、「実際の面積や体積」を意味する言葉です。


「実積」の使い方

「実積」は名詞として使われています。


「実績(じっせき)」とは?

「実績」とは、「実際の成績や功績」を意味する言葉です。

「実績」の使い方

「実績」は名詞として使われています。

「実積」と「実績」の違い

「実積」「実際の面積、体積」という意味を表し、「実績」「実際の成績、功績」という意味を表します。

したがって、二語は読みは同じでも、異なる意味を指し示す同音異義語の関係に当たると解釈できます。

ちなみに、「積」「つむ」「つもる」「積み重ねる」「たくわえる」「2つ以上の数や式を掛けて算出された数値」という意味が含まれる漢字です。

ここでは、「面積」=1辺×1辺、「体積」=1辺×1辺×1辺という2つ以上の数を掛けて算出された数値という意味で用いられています。

一方、「績」「つむぐ」「糸をつむぐ」「手柄」「仕事の成績」などの意味が含まれる漢字です。

そして、「実」という漢字には「果物」「実る」「みちる」などの他、「まこと」「本当」という意味が含まれています。

「実積」の例文

・『自分が借りているマンションの実積を測ることにした』
・『報告された面積と実積との間に微妙なズレを発見した』
・『目視からの推定体積と実積との差異を調べてみた』
・『書類の数値だけでは心許ないので、実績を調べることにした』

「実績」の例文

・『実績と人望があることから、彼の出世は誰もが納得するところであった』
・『実績に応じた人事評価が従業員のモチベーションへ繋がる』
・『彼女は何の実績も経験もない状態から成り上がった』
・『この人物はどの分野においても、多大な実績を残している天才である』

まとめ

「実積」「実績」は読みは同じでも、全く異なる意味を含める同音異義とということでした。

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