この記事では、「プルボックス」と「アウトレットボックス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「プルボックス」とは?
家の外に出た電線が密集している部分を隠し、電線同士が混同するのを避けるために使うのが「プルボックス」です。
ケーブルや電線の中継地点になるところには必ず必要な箱となり、ボックスの内部で配線が絡まないようにします。
素材は丈夫で壊れにくく、雨が入り込まないようにする金属製電線管を接続するときは金属製を使うわけです。
もう一つは比較的軽く、水濡れに強い樹脂製電線管を繋げるための樹脂製があり、電線管により合うものが選べる箱です。
サイズは小の三辺が800mmで、大は100、100、55mmとなり、なかには特注品で1辺りの長さが1mといった大きなボックスも使われています。
「アウトレットボックス」とは?
塩化ビニールや銅板といった素材でできているのが「アウトレットボックス」です。
ケーブル、電線工事で電線を接続する箱であり、剥き出しの配線器具をカバーするときに使われています。
他にも電話を通す際に用いられる器具や、コンセント類を取り付ける際に使われている箱です。
使い方としては、電線を引き出してからコンセントや電源を入れられるようスイッチを取り付けていきます。
それから照明を点灯させて部屋を明るくなるように取り付けていくわけです。
その後、配線を分岐させて接続するため「アウトレットボックス」を使います。
「プルボックス」と「アウトレットボックス」の違い
「プルボックス」と「アウトレットボックス」の違いを、分かりやすく解説します。
JIS規格がないのが「プルボックス」で、サイズが決まっていないため大小に限らず用途に合わせて使えます。
特注できるので、どのような大きさが欲しいか伝えて作らせるのも容易にできるのが魅力です。
もう一方の「アウトレットボックス」はJIS規格が決めたサイズを使う決まりがあるので、その場で勝手に大きさを決められません。
使われている素材は銅板や塩化ビニールといったものが選ばれていますが、「プルボックス」には金属製と樹脂製が支持されています。
まとめ
配線を隠したり、通すために使う箱を2種類ご紹介しましたが、素材や通すもの、規格といったものに違いがあります。
どのような点が異なるか、専門サイトや画像を見て比較してみましょう。