この記事では、「小物」と「雑魚」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「小物」とは?
地位が低く、卑小な人を「小物」【こもの】といいます。
こまごまとしていて、雑に扱われるほどの価値にしか見られないほどの付属品扱いされる物を指す言葉です。
このような意味から、つまらない人物を指します。
元々は釣った魚があまりにも小さく、食べ物にもならないほどつまらない小魚という意味からきているのです。
ここから「彼は小物のままで大物にはなれない」と能力もない人と馬鹿にします。
「雑魚」とは?
雑用ばかり任される下っぱの人を「雑魚」【ざこ】といいます。
「お前は雑魚だ」と気に食わない相手を小馬鹿にする意味も込めて見下す罵りの言葉になるのです。
また、能力があるのに、低い地位に置かれて抜け出せない者に対しても使う言葉になります。
元々は小さく、価値がほとんどない小魚が入り交じり、高値で売れない種類の魚ばかりで扱いが面倒といった意味からきている言葉です。
「小物」と「雑魚」の違い
ここでは「小物」と「雑魚」の違いを、分かりやすく解説します。
とても人の上に立ったり、後世に名前を残すなどありえないほどいつまでも変わらない愚かな人を「小物」と馬鹿にします。
もう一方の「雑魚」は、価値も付かないほど小さな魚を指し、使えないといった意味から雑用ばかりする地位のない人という意味があるわけです。
「雑魚キャラ」といえば、脇役ですぐ倒されてしまうほど力が弱いキャラクターを指します。
「小物」の例文
・『何の技術もなく、能力さえない彼は小物のまま終わるだろう』
・『小物には目もくれない彼女は、大物の男しか相手にしない』
「雑魚」の例文
・『雑魚のように群がる部下の姿を見て、上司は馬鹿にする』
・『リーダー格の男に胡麻する行動を見せる彼は雑魚だ』
まとめ
小馬鹿にする気持ちを込めて使う言葉ですが、とても小さくて頼りにならないか、力がないように見える人を指すかに違いがあります。
もう少し深堀して、使い方を工夫してみるといいでしょう。