この記事では、「周知」と「衆知」の違いを分かりやすく説明していきます。
「周知」とは?
「周知」は「しゅうち」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「世間に伝え広めること」という意味です。
2つ目は、「既に世間に伝え広まっている状態」という意味です。
「周知」の言葉の使い方
「周知」は名詞として「周知させる・させた」「周知の事実」などと使われます。
「周」は「すみずみまで行き渡る」という意味、「知」は「さとる」「分かる」「告げる」「ものごとを見抜き理解する能力」という意味、「周知」で「ある事柄を隅々まで伝え行き渡らせること」になります。
「衆知」とは?
「衆知」は「しゅうち」と読みます。
意味は、「多くの人々の知恵」の意味は以下の通りです。
大勢の人がそれぞれ持っている、ものごとの筋道を立て、正しく処理していく能力を表します。
「衆知」の言葉の使い方
「衆知」は名詞として「衆知を集める・集めた」「衆知を生かす」などと使われます。
「衆」は「数が多いこと」「多くの人々」という意味、「知」は「さとる」「分かる」「告げる」「ものごとを見抜き理解する能力」 という意味、「衆知」で「多くの人々が持っている、ものごとを見抜き理解する能力」になります。
「周知」と「衆知」の違い
「周知」は「ある事柄を隅々まで伝え行き渡らせること」です。
「衆知」は「多くの人々が持っている、ものごとを見抜き理解する能力」です。
「周知」の例文
「周知」の例文は以下の通りです。
・『あの2人が付き合っていることは周知の事実だ』
・『守秘義務があることをスタッフに周知徹底させる』
・『社名が変更になりましたので、ご周知願います』
「衆知」の例文
「衆知」の例文は以下の通りです。
・『カラス対策に衆知を集める』
・『子育て支援センターの建設に衆知を生かす』
・『感染症対策に衆知を結集させる』
まとめ
今回は「周知」と「衆知」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。