この記事では、「受理」と「受付」の違いを分かりやすく説明していきます。
「受理」とは?
「受理」は「じゅり」と読みます。
意味は「提出された書類を引き取り、手続きをすること」です。
相手がある目的で差し出してきた書類を受け取り、その申請内容通りに事務手続きをして、相手の目的を達成させることです。
「受理」の言葉の使い方
「受理」は名詞として「受理する・した」「受理される」「不受理」などと使われます。
「受」は「渡されたものを引き取る」という意味、「理」は「玉石を磨いたときに現れる筋のある模様」から転じて「ものごとに備わった筋道」「きちんと整えおさめる」という意味、「受理」で「渡されたものを引き取り、筋道を通して整えること」です。
「受付」とは?
「受付」は「うけつけ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「申請書・文書などを受け取ること」という意味です。
2つ目は「来訪者の用件などを聞いて取り次ぐところ」という意味です。
「受付」の言葉の使い方
「受付」は名詞として「受付する・した」「受付窓口」「受付順」などと使われます。
「受」は「渡されたものを引き取る」という意味、「付」は「ぴったりとくっつける」から転じて「物を手渡す」「他にゆだねる」という意味、「受付」で「渡されたものを引き取り収めること」になります。
「受理」と「受付」の違い
「受理」は「渡されたものを引き取り、筋道を通して整えること」です。
「受付」は「渡されたものを引き取り収めること」です。
「受理」の例文
「受理」の例文は以下の通りです。
・『注文は既に受理されている』
・『退職願が受理される』
・『議会への嘆願書が受理される』
「受付」の例文
「受付」の例文は以下の通りです。
・『病院で受付する』
・『会社の受付で取り次いでもらう』
・『チケットの予約受付が開始される』
まとめ
今回は「受理」と「受付」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。