ハンコに色を付けるのに使う道具として「朱肉」と「スタンプ台」があります。
これがないとハンコを押せませんがこの2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「朱肉」と「スタンプ台」の違いを解説します。
「朱肉」とは?
「朱肉」とは、「ハンコを押すときに使う印肉」を指す言葉です。
「朱肉」の使い方
ハンコを押すためにはハンコ本体だけではなく印面に色をつけるインクが必要です。
判子を押すときに使用するインクを印面につけるための道具が「朱肉」です。
「朱肉」は印面に色をつける顔料インクが染み込んだ印肉と収納するケースによって構成されておりハンコを使うときは蓋を開けて中の印肉にハンコの印面を押し当てるようにしてインクを付着させます。
印面に着いた顔料インクが乾かないうちに紙に押し当てると捺印が完了します。
「スタンプ台」とは?
「スタンプ台」とは、「スタンプの表面にインクをつけるための道具」です。
「スタンプ台」の使い方
ゴムで作られたハンコのことをスタンプといいます。
「スタンプ台」はスタンプにインクをつけるために使う道具です。
インクを吸収する素材にたっぷりとインクが染み込ませてありスタンプの印面を押し付けることでインクが付着します。
「朱肉」と「スタンプ台」の違い
「朱肉」と「スタンプ台」はどちらもハンコの印面にインクを付着させるための道具ですが「使うハンコの種類」に違いがあります。
「朱肉」は黒檀や象牙など固い素材で作られた印章用なのに対し、「スタンプ台」はゴム製のスタンプ用です。
「朱肉」は印影が長く残るよう油性顔料を使用していますが「スタンプ台」は水性のものや染料を使用したものなどさまざまな種類があります。
「朱肉」の例文
・『朱肉がないと印鑑を押せない』
・『印鑑用に朱肉を購入する』
「スタンプ台」の例文
・『スタンプとスタンプ台をセットで用意する』
・『スタンプ台はゴム印と一緒に使う』
まとめ
「朱肉」と「スタンプ台」は同じ用途の道具ですが使うハンコの種類が違います。
間違えて使うとハンコを劣化させる可能性があるので注意してください。