この記事では、「濃い」と「濃厚」の違いを分かりやすく説明していきます。
「濃い」とは?
色や味やにおいなどが強いさまを表します。
例えば、「濃い紺色」は、青みが強くて暗い紺色のことです。
「この水割りは濃い」は、水の量が少なくてお酒の味が強いことです。
「濃い」は、比較的広い範囲で使われる言葉です。
「濃厚」とは?
「濃い」と似た意味ですが、より限定的な使い方をします。
主に、味やにおいや成分などがこってりとしているさまを表します。
例えば、「濃厚な化粧」は、厚くて目立つ化粧のことです。
「濃厚な味の料理」は、乳製品やチーズなどの濃い味の食材を多く使った料理のことです。
「濃厚」は、「濃い」よりも豊かで濃密な感じを与える言葉です。
「濃い」と「濃厚」の違い
「濃い」と「濃厚」の違いを、分かりやすく解説します。
「濃い」とは、色や味や匂いなどが強いさまを表す言葉です。
その一方で、「濃厚」とは、成分や内容が濃いさまを表す言葉です。
「濃い」と「濃厚」は、程度や傾向が強いことを表すときにも使われますが、その場合も微妙な違いがあります。
「濃い」は、確率や可能性や危険性などを表すときに使われます。
例えば、「大雨の恐れが濃い」は、雨が降る確率が高いことです。
「敗色が濃い」は、負ける可能性が高いことです。
「濃厚」は、結果や成果や関係などを表すときに使われます。
例えば、「優勝の可能性は濃厚だ」は、勝つ結果がほぼ確実なことです。
「濃厚な時間」は、充実した成果や関係が得られた時間のことです。
「濃い」の例文
・『彼女は濃い香水をつけているので、すぐに気づいた』
・『彼の味付けはいつも濃いので、塩辛いと感じる』
「濃厚」の例文
・『彼はコロナウイルスに感染した人と濃厚接触していたので、検査を受けた』
・『このチーズケーキは、濃厚なクリームチーズがたっぷり使われており、とても美味しい』
まとめ
「濃い」と「濃厚」は似た意味を持つ形容詞ですが、使い分けがあります。
一般的に、「濃い」は色や味やにおいなどが強いさまを表し、「濃厚」は成分や内容や関係などが濃いさまを表します。
ぜひ、それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。