この記事では、「青唐辛子」と「ししとう」の違いを分かりやすく説明していきます。
「青唐辛子」とは?
「青唐辛子(あおとうがらし)」とは、熟すと赤くなる「唐辛子」が、まだ熟していない緑色の状態のものを言います。
「青唐辛子」は未熟の「唐辛子」の総称で、その品種は数多くあります。
「青唐辛子」の「青」は、「あお」、「空色」、「緑色」などの意味があります。
また「唐」は、「古代中国の王朝名」、「から」、「もろこし」などを指しています。
そして、「辛」は「からい」、「からし」、「つらい」などを表しています。
さらに「子」は、「こ」、「こども」、「種子」、「小さいもの」などを言います。
そのため、漢字の意味から見ると、「青唐辛子」は「青い唐辛子」と言う意味合いになります。
「ししとう」とは?
「ししとう」とは、「獅子唐辛子(ししとうがらし)」のことで、ナス科トウガラシ属に属している辛味のない青唐辛子のことを表しています。
「ししとう」は「唐辛子」の辛味の成分である「カプサイシン」が含まれていない品種になります。
「獅子唐辛子」の「獅子」の名前の由来は、実の先端が獅子の頭に似ていることから名付けられたと言われています。
「青唐辛子」と「ししとう」の違い
「青唐辛子」と「ししとう」の違いを、分かりやすく解説します。
「青唐辛子」とは、「唐辛子」の未熟のもので、緑色のものを指しています。
一方、「ししとう」は「獅子唐辛子」のことで、辛くない青唐辛子のことを言います。
「青唐辛子」には辛い品種と、辛くない品種のどちらもありますが、「ししとう」は辛くない品種なので、この点に違いがあります。
まとめ
「唐辛子」はナス科トウガラシ属に分類される多年草、もしくはその果実や、そこから作られる香辛料のことを意味しています。
「青唐辛子」と関連した意味を持つ言葉としては、「赤唐辛子」、「甘唐辛子」、「一味唐辛子」、「蕃椒(ばんじょう)」、または「唐芥子(とうがらし)」などが挙げられます。
また、「ししとう」と関連した意味の語には、「獅子唐辛子」、「シシトウ」、「甘とう」、「ピーマン」、あるいは「夏野菜」などがあります。
それぞれの言葉の意味や違いを知り、適切に使っていきたいものです。