この記事では、「れっきとした」と「真実の」の違いを分かりやすく説明していきます。
「れっきとした」とは?
確かなものとして世間から認められている様子を指して用いられます。
紛れもなく明らかなことや、出どころなどがはっきりしている際に使用します。
つまり、偽物ではなく本物であることを意味する表現となります。
また、身分や家柄などが高く立派である様子を指す際にも用いられます。
階級が高いというニュアンスで使用されることもあります。
「真実の」とは?
うそ偽りのないことや本当のことを意味する言葉です。
実際に起きた出来事に対しての、主観や感情を含めた表現に嘘偽りがないことを表します。
「真実の」という言葉は、「人それぞれの主張や解釈」を表すので、一つとは限らず複数存在します。
また、「真実の」という言葉は、「一生懸命で心に偽りがない」という意味では、「真実な気持ち」「真実に生きる」などと使用します。
「れっきとした」と「真実の」の違い
「れっきとした」と「真実の」の違いを、分かりやすく解説します。
「れっきとした」と「真実の」の違いは、「れっきとした」は「客観的な事実」として確かであることを強調するのに対し、「真実の」は「主観的な感情」や「信念」などを表すことが多いと言えます。
「れっきとした」の例文
・『彼はれっきとしたプロのミュージシャンだ』
・『彼女は事件の重要参考人だが、れっきとしたアリバイがある』
「真実の」の例文
・『真実の愛を見つけたい』
・『いい加減、真実の話を聞かせてくれ』
まとめ
「れっきとした」と「真実の」は似たような意味を持つ言葉ですが、使い方には違いがあります。
「れっきとした」は「疑いの余地がないほど確実であるさま」を表し、人や物事の価値や存在を強調するときに使います。
その一方で、「真実の」は「本当であること」を表し、事実や現実を示すときに使います。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。