この記事では、「わからない」と「定かでない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「わからない」とは?
正しい情報が得られず理解できないという意味です。
また、「判らない」という言葉の「物事を判別・判断できない」という意味と、「解らない」という言葉の「物事の意味や内容などが理解できない」という意味の両方が含まれています。
ビジネスシーンで「わからない」と伝えるときは、「分かりません」や「分かりかねます」などの敬語表現を使います。
「定かでない」とは?
明らかになっていない、または把握できていないさまを表す言葉です。
ビジネスで使うときは、「わからない」より「定かではない」のほうがきちんとした感じになると言われています。
また、「定かではない」は「分からない」よりも客観的な印象を与えるとも言えます。
「わからない」と「定かでない」の違い
「わからない」と「定かでない」の違いを、分かりやすく解説します。
「わからない」と「定かでない」の違いは、主観的な理解度や判断力を表すか、客観的な事実や確実性を表すかという点にあります。
自分の知識や能力に関することは「わからない」と表現し、外部の情報や状況に関することは「定かでない」と言うという使い分けが可能です。
「わからない」の例文
・『私には、この問題の答えがわからない』
・『彼女は、彼の気持ちがわからないので、いつも不安な気持ちになっている』
「定かでない」の例文
・『明日の天気が定かでない』
・『彼は「行けたら行く」と言っていたので、本当に来るかどうか定かでない』
まとめ
「わからない」と「定かでない」は、どちらも物事がはっきりしないときに使う言葉ですが、ニュアンスに違いがあります。
「わからない」は、物事の意味や内容が正しく判断できないときに使います。
知識や理解が不足していることを表します。
その一方で、「定かでない」は、物事の状況や結果が明らかでないときに使います。
確信や確証がないことを表します。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。