この記事では、「引き出し」と「ドロア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「引き出し」とは?
家具や机などに付いている、中に物を入れることが可能な箱状の部分のことです。
引き出しは、前面に取っ手が付いていて、引くと開き、押すと閉まるようになっており、主に衣類や書類などを整理して収納するために使われます。
また、引き出しは、日本語の固有の言葉です。
「ドロア」とは?
英語の「drawer」のカタカナ表記を意味します。
英語では、引き出しのことを「drawer」と呼びます。
引き出しのついた家具のことを「chest of drawers」と呼びますが、これが省略されて「chest」と呼ばれることもあります。
日本では、「chest」を「チェスト」と呼び、引き出しのついた家具の一種として扱われます。
ドロアは、主に洋風の家具やインテリアに関する言葉として使用されることが特徴的な言葉です。
他にも、主に、ITの分野で、引き出しに似た仕組みのものを比喩的に「ドロア」と呼ぶことがあります。
例えば、Androidのスマートフォンやタブレットの画面で、アプリのアイコンが並んだ一覧画面のことを「ドロア」と呼びます。
さらに、Webサイトの操作画面で、普段は小さなアイコンで表示され、必要なときに選択すると大きく開かれてメニューが展開されるようなものを「ドロワーメニュー」と呼びます。
「引き出し」と「ドロア」の違い
「引き出し」と「ドロア」の違いを、分かりやすく解説します。
「引き出し」と「ドロア」は、どちらも家具についている箱状の容器のことを指しますが、使い方には違いがあります。
「引き出し」は、一般的に日本語で使われる言葉で、たんすや机などに付いているものを指します。
その一方で、「ドロア」は、英語のdrawerのカタカナ表記で、洋風の家具やインテリアの他に、アンドロイド端末や製図ソフトなどの用語としても使われます。
「引き出し」の例文
・『引き出しを開けて、ノートを取り出した』
・『引き出しの奥底に、500円玉を見つけたので、とてもラッキーな気持ちだ』
「ドロア」の例文
・『おしゃれなドロアが私は好きだ』
・『ドロアからさまざまなアプリを引き出した』
まとめ
「引き出し」と「ドロア」は本来同じ意味ですが、日本語では「引き出し」は一般的な言葉で、「ドロア」は他にも 専門的な言葉として使われることが多いと言えます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。