他の物事や仕事を受け継ぐことを表す言葉には「引継ぎ」や「後継」があります。
この記事では、「引継ぎ」と「後継」の違いを分かりやすく説明していきます。
「引継ぎ」とは?
「引継ぎ」とは他の人が行っていた業務や処理を代わりに受け継ぐことを表す言葉です。
「引継ぎ」は仕事の場面でよく使う言葉であり、新しい年や年度で人事異動や新しい社員が入ってきた時に行われます。
「引継ぎ」に関する業務は異動や退職時に行われるものであり、適切に指導や方法を教える必要があります。
「引継ぎ」の類義語には「中継ぎ」があり、こちらは途中で引き継ぐことを表す言葉です。
「後継」とは?
「後継」は「こうけい」と読む言葉であり、前任者から任務や立場、仕事、財産などを引き継ぐことを表します。
「後継ぎ」は「あとつぎ」と読む言葉であり、こちらは主に地位を引き継ぐことを表すのが特徴です。
「後継ぎ」の類義語には「跡継ぎ」がありますが、こちらは家系や家督を引き継ぐことを表す言葉であり、財産も一緒に引き継ぐのが特徴です。
「後継」は「後継者」という風に使います。
「引継ぎ」と「後継」の違い
「引継ぎ」は他の人が行っていたことや任務、仕事、立場などを受け継ぐことを表す言葉です。
「後継」はこれ以外にも財産や家督などを受け継ぐことを表す時にも使います。
「引継ぎ」の例文
・『仕事の引継ぎが完了したので、後は有給休暇を消化して気楽に過ごせます』
・『引継ぎに関することでいくつか質問があったので、早めに聞いてきました』
「後継」の例文
・『伝統文化に関しては後継者不足が前から叫ばれており、具体的な対策が必要だと思います』
・『その集団の後継ぎになった団体はインターネットを使って様々なメディア広報を実施しました』
まとめ
「引継ぎ」は主に仕事の場合で使う言葉であり、異動や退職の際に仕事のやり方などを教えることを表します。
「後継」は前任者から仕事や立場、財産などを引き継ぐことを表す言葉です。
