「らしさ」と「それっぽさ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「らしさ」と「それっぽさ」の違いとは?違い

この記事では、「らしさ」「それっぽさ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「らしさ」とは?

その前にくる言葉にふさわしい様子や特徴を表します。

一般的なイメージや期待に応えているさまを示します。

例えば、「春らしい日」は、暖かくて花が咲いているような、春のイメージに合った日のことです。

「子供らしい服」は、カラフルで可愛くて、子供が着るのにぴったりな服のことです。


「それっぽさ」とは?

その前にくる言葉に似ているけど、本当かどうかはわからない、多分そうではない、という印象や感じを表します。

見かけや表面的な特徴に基づいて判断していることを示します。

例えば、「春っぽい日」は、暖かいということから「春」の印象を受けるけど、実際には春ではないかもしれない日のことです。

「子供っぽい服」は、大人用の服であっても、子供服の雰囲気がある、または、その服を着ている人が子供っぽく見えるということです。


「らしさ」と「それっぽさ」の違い

「らしさ」「それっぽさ」の違いを、分かりやすく解説します。

「らしさ」「それっぽさ」の違いは、そのものの本質や性質に基づいているか、それとも外見や印象に基づいているかという点にあります。

また、「らしさ」は中立的な表現ですが、「それっぽさ」は否定的なニュアンスがあることが多いと考えられます。

「らしさ」の例文

・『彼は彼女の優しさに触れて、人間らしさを取り戻した』
・『彼はいつも元気で、子供らしい笑顔を見せてくれる』

「それっぽさ」の例文

・『彼はそれっぽさを演出することが得意だ』
・『この壺は超高級なものだと聞かされると、それっぽさを感じる』

まとめ

「らしさ」「それっぽさ」は似ているようですが、ニュアンスが異なる言葉です。

「らしさ」は、そのものや人の特徴や性質を表します。

一般的なイメージに合っているという意味です。

その一方で、その一方で、「それっぽさ」は、そのものや人の印象を表します。

本当かどうかはわからないけれど、そう見えるという意味です。

このように、「らしさ」はそのものや人の本質を、「それっぽさ」はそのものや人の外見や雰囲気を表すと言えます。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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