この記事では、「手動」と「手作業」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手動」とは?
「手動」は「しゅどう」と読みます。
意味は「機械などを、動力を使わず、直接手で操ること」です。
工具や機器、システムなどを、電気やバッテリーなどを使わず、自分の手で操って働かせることを表します。
「手動」の言葉の使い方
「手動」は名詞として「手動で操作する」「手動式」「手動ドア」などと使われます。
「手」は「手首から先の部分」から転じて「自分の手でする」「腕前」という意味、「動」は「位置や状態が移りかわる」「働く」「ふるまう」という意味、「手動」で「物を自分の手で働かせること」になります。
「手作業」とは?
「手作業」は「てさぎょう」と読みます。
意味は、「機械を使わずに、人の手で行う一連の仕事の流れ」になります。
ある仕事の過程において、機械を使わず人が手で直接調節したり、工具を使ったりして仕上げることを表します。
「手作業」の言葉の使い方
「手作業」は名詞として「手作業する・した」「手作業の仕事」などと使われます。
「手」は「手首から先の部分」から転じて「自分の手でする」「腕前」という意味、「作」は「工夫して物をこしらえる」「働く」「仕事」という意味、「業」は「生活の為にする仕事」「務め」「技芸」という意味、「手作業」で「自分の手を働かせてする仕事」になります。
「手動」と「手作業」の違い
「手動」は「物を自分の手で働かせること」です。
「手作業」は「自分の手を働かせてする仕事」です。
「手動」の例文
「手動」の例文は以下の通りです。
・『寒冷地の電車はドアが手動になっている』
・『昔は手動タイプライターを使っていた』
・『電池が切れたので手動で操作する』
「手作業」の例文
「手作業」の例文は以下の通りです。
・『職人の手作業による伝統工芸』
・『昔の印刷は全て手作業だった』
・『アンケートを手作業で集計する』
まとめ
今回は「手動」と「手作業」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。