この記事では、「主人公」と「主役」の違いを分かりやすく説明していきます。
「主人公」とは?
「主人公」とは物語の主軸となる登場人物です。
物語は「主人公」として設定された登場人物を取り巻く形で話が進みます。
「主人公」ではない登場人物視点の話があったとしてもそれは「主人公」の周りで起きる事件や出来事をより深く描写するためのものでしかありません。
「主人公」はストーリーを牽引していく存在とも言えるので、一つの物語につき「主人公」は一人であることがほとんどで、複数の主人公がいる作品でも二人程度でしかなく、「主人公」が増えすぎた作品は作品の方向性が曖昧になりがちです。
「主役」とは?
「主役」とは物語の中心や根幹に位置する人物です。
「主人公」が「主役」の代表であり「主人公」を指す言葉としても使われますが、「主人公」以外の重要で出番の多い人物も含みます。
たとえば恋愛漫画であれば「主人公」だけでなく恋仲になるキャラクターも「主役」です。
他にも「主人公」と行動を共にする相棒なども「主役」の定番であり、「主役」のほとんどは「主人公」となんらかの深い関係があるキャラクターになるでしょう。
「主人公」と「主役」の違い
「主人公」と「主役」の違いを、分かりやすく解説します。
物語の主軸でありストーリーを引っ張っていくキャラクターが「主人公」で、物語の中心や根幹に位置する重要なキャラクターが「主役」です。
「主役」は「主人公」だけを指す形で使われることもありますが、主人公の周りにいてストーリ上で特に重要度の高いキャラクターを指すこともあります。
そのため多くの物語で「主人公」は一人だけですが、「主役」は複数いる作品が珍しくありません。
まとめ
物語の中核をなす人物の中でも一番の中心人物が「主人公」で、それとその周りの中心に特別近いポジションのキャラクターが「主役」と言えるでしょう。
「主人公」だけを指すこともありますが「主人公」よりは「主役」の方が広い範囲を指す言葉です。