「ワイバーン」と「ドラゴン」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ワイバーン」と「ドラゴン」の違いとは?違い

両者トカゲのモンスターだったはずが20年で認識が変わった?

この記事では、「ワイバーン」「ドラゴン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ワイバーン」とは?

現代におけるゲームや創作物では飛竜を象徴するのが「ワイバーン」だと言っていいでしょう。

「ドラゴン」などの上位の竜種が人語を話せる人知を超えた存在であるのに対して“空飛ぶトカゲ”で知能を持たない雑な扱いをされる事もしばしばです。

特にこの傾向は2000年代以降のファンタジー小説では顕著化しているのは間違いありません。


「ドラゴン」とは?

人知を超えた象徴では元々ありましたが、1980年代半ばまでは単なる大型モンスターにしかすぎませんでした。

それが人知を越えた存在とも言える存在になったのは、やはり日本の漫画、ゲームの影響が大きいと思われます。

特に人の言葉を喋るという点に関しては東洋の修験者の龍化を基にした要素が大きいのは間違いありません。


「ワイバーン」と「ドラゴン」の違い

「ワイバーン」「ドラゴン」の違いを、分かりやすく解説します。

「ワイバーン」は飛竜であり、コウモリの羽を持ったトカゲ、知能はなく人の言葉を理解できない、竜種の下等種類もしくは単なるモンスターとして近年はイメージが定着してしまった感は否めません。

「ドラゴン」は旧来の西洋的な定義ならば大型のトカゲで4足歩行で翼を持ち、口から火を噴くものでした。

しかし近年では日本の創作物の影響も強くなり、東洋の竜と混じって神格化した要素を持つ様になってしまったのは否めません。

これにより「ワイバーン」とは違った竜の上位種であり、人知を越えた神に近い存在として登場します。

人の言葉を理解するのはもとより、人の形態に変化する様になったのは90年代以降の日本の漫画、アニメ、ゲームの影響は大きいと言えるでしょう。

まとめ

80年代半ばまでは「ワイバーン」は中型の飛竜、「ドラゴン」は翼を持つが飛ばない大型の竜、トカゲの延長線上にしかありませんでした。

つまりどちらもモンスターの域からは脱却できていませんでした。

しかし90年代以降は差別化が進み、「ワイバーン」は空飛ぶ小〜中型竜種で知能を持たない、竜の下等種。

「ドラゴン」はモンスターのなかでも上位種になりました。

特に東洋の竜との混在化により、より伝説上の生き物として神格化。

人の言葉を理解し、時に人の形態を取る様になったとも言えます。

ある意味日本で西洋の「ドラゴン」と東洋の「竜」が和洋折衷した結果とも言えるでしょう。

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