この記事では、「ダブスタ」と「矛盾」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ダブスタ」とは?
“Double Standard”と書いて(ダブルスタンダード)と読み、省略したものが「ダブスタ」です。
本当であれば、基準を設けるには相手によって変えるべきではないのに、この人にはどう判断して伝えればいいか考えてしまいます。
ある意味差別的な考え方を意味する言葉でもあり、卑怯な手口ともいうべきネットスラングになる言葉です。
「矛盾」とは?
2つのものが対立し、1つとして力を発揮できないことを「矛盾」【むじゅん】といいます。
「矛盾した考え方」といえば、2つの違う考えをするため1つに絞れず、結果が出せないでいる状態を指すのです。
この言葉は中国の「矛と盾」という韓非子が掲げた故事からきています。
主に、前と後ろの話がまるでつじつまが合わないという状況を示す言葉です。
「ダブスタ」と「矛盾」の違い
「ダブスタ」と「矛盾」の違いを、分かりやすく解説します。
二律背反【にりつはいはん】を元にした言葉である「ダブスタ」は、相手にいとも簡単に判断して伝えるという意味があります。
そのため相手の性別により判断を決めたり、年齢、背の高さを比較しては答えを出してしまうのです。
もう一方の「矛盾」は前後の関係がうまく交わらず、対立しているためつじつまがうまくかみ合っていないという意味で使われています。
「ダブスタ」の例文
・『女性の戦士であるので、すぐに勝てると思うのは典型的なダブスタだ』
・『ダブスタは男子なら走り回り、女の子はおしとやかにあるべきと考える』
「矛盾」の例文
・『商談相手が矛盾した発言ばかりするので話が進まなかった』
・『煙草を吸うなと言う上司がお酒を何杯も飲むのは矛盾している』
まとめ
どこか卑怯で自己中心と感じられる考え方する言葉を2つ取り上げましたが、どのように使えばより意味が伝わるかに着目し、場面により使い分けてみましょう。