日本語にはちょっとした繋ぎの言葉の違いで、相手に与える印象が変わってしまうことが良くあります。
例えば、同じ感想をいう場合にも「だと思います」と言った場合と、「と思います」といった場合には印象が違います。
それでは、この「だと思います」とはどういう意味でしょうか。
また、「と思います」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「だと思います」と「と思います」の違いを分かりやすく説明していきます。
「だと思います」とは?
「だと思います」とは、何かを思っていることや感じていることを伝えるときにつかわれる語尾の表現です。
通常は名詞の後か、完全な文章の後に用いられます。
「と思います」とは?
「と思います」とは、何かを思っていることや感じていることを伝えるときにつかわれる語尾の表現です。
名詞の後に使われることが多い表現です。
「だと思います」と「と思います」の違い
「だと思います」と「と思います」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、何か自分の考えていることを相手に伝えるときの語尾として使われる表現で、意味としても使われるシチュエーションとしても同じであると考えられますが、実は若干のニュアンスの違いは存在します。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「と思います」よりも「だと思います」のほうが確信している度合いが強いということになります。
すなわち、「と思います」の場合は、なんとなくそう感じているという場合にも使われますが、「だと思います」のほうは、その事柄に自信があるとか強く思っている場合に使われるケースが多いでしょう。
ただ、その違いは小さなものなので、伝える相手の感覚にも大きく左右されてしまうため、あえて使い分けるのも難しいでしょう。
また、「である」という表現を伴う場合にはかならず「と思います」が使われます。
「だと思います」の例文
・『今回の商品は若者向けのものだと思います』
・『この文章にはいくつかの誤解があるのだと思います』
「と思います」の例文
・『今回の商品はターゲットが若者であると思います』
・『この文章にはいくつかの誤解があると思います』
まとめ
この記事では、「だと思います」と「と思います」の違いを、解説してきました。
序文でも説明したように、このような細かい言い方の違いは日本語には多く存在します。
例えば、お店で購入した品物の代金を払うときに金額を言って「になります」と「となります」ではかなりニュアンスが変わってきます。
このように、日本語を効果的に使うためには知識と訓練が必要だと言えます。