「シーン」と「カット」は双方とも映画やドラマに関連する言葉ですが、意味が異なるため区別して覚える必要があります。
この記事では、「シーン」と「カット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シーン」とは?
「シーン」は英語の“scene”が語源となったカタカナ語で、「小説や映画、劇などの場面」のことを意味します。
そのほか、「光景」や「風景」といった意味や、「特定の分野における状況」を意味することもあります。
「カット」とは?
「カット」は英語の“cut”が由来となった言葉で、「切断する」「切り離す」「傷つける」などの意味を含みます。
映画やドラマなどの分野においては、「映画やテレビドラマを構成する映像上の要素としての最低単位」や、「カメラフィルムがスタートしてから止まるまで」などの意味で使われています。
また、「映画やドラマの監督が撮影を止める時に言うフレーズ」としても知られています。
なお、エンターテイメントの世界で使用される「カット」については、“shot”という英単語の意味に近いといわれています。
「シーン」と「カット」の違い
「シーン」と「カット」の違いを分かりやすく解説します。
「シーン」も「カット」も映画などで使用される用語という点は共通していますが、「シーン」は「小説や映画、劇などの場面」を示し、「カット」は「映画などを構成する映像上の要素としての単位」を示します。
複数の「カット」が集まって構成されるのが「シーン」となります。
また、「シーン」は英語の“scene”がそのまま語源となった言葉なのに対し、映画用語における「カット」については“cut”よりも“shot”の意味に近いと考えられています。
まとめ
「シーン」も「カット」もエンターテイメントの世界で使用されている言葉ですが、「シーンはカットが集合して成り立つもの」と覚えておくと、双方の意味の違いが理解しやすいでしょう。
ぜひ参考にして、言葉や語彙力の向上を目指してください。