この記事では、「しどろもどろ」と「支離滅裂」の違いを分かりやすく説明していきます。
「しどろもどろ」とは?
「しどろもどろ」とは、「人が話す時の言葉の使い方が乱れていて、話の内容にまとまりがない様子」という意味です。
人が驚いたり緊張したり、焦ったりした時に、頭の中で文章をうまく組み立てられなくなり、筋道が立っていないことを表します。
「しどろもどろ」の言葉の使い方
「しどろもどろ」は名詞・形容動詞として「しどろもどろだ・である」「しどろもどろな説明」などと使われます。
「しどろ」は、古語「しどけなし」が変化した語で、「秩序なく乱れている」という意味、「もどろ」は古語「もどろく」が変化した語で、「まぎれる」「まどう」という意味、「しどろ」と語呂を合わせて意味を強めるために「もどろ」が組み合わさり、「言葉の使い方や話の内容に秩序がなく、乱れている様子」として使われる様になりました。
「支離滅裂」とは?
「支離滅裂」は「しりめつれつ」と読みます。
意味は、「内容がばらばらで、一貫性に欠けている様子」です。
人の言うことや行動が、矛盾していて前後がつながらないことを表します。
「支離滅裂」の言葉の使い方
「支離滅裂」は名詞・形容動詞として「支離滅裂だ・である」「支離滅裂な言い訳」などと使われます。
「支離+滅裂」で成り立っている四字熟語で、「支離」は「細かく離れてバラバラになること」という意味、「滅裂」は「ばらばらになって形を失うこと」「統一性がないこと」という意味、「支離滅裂」で「細かくバラバラになっていて統一性がないこと」になります。
こちらは人の話すことだけではなく、行動に一貫性がない様子にも使われます。
「しどろもどろ」と「支離滅裂」の違い
「しどろもどろ」は「言葉の使い方や話の内容に秩序がなく、乱れている様子」です。
「支離滅裂」は「話すことや行動が、細かくバラバラになっていて統一性がないこと」です。
まとめ
今回は「しどろもどろ」と「支離滅裂」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。