この記事では、「カモ」と「カモメ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「カモ」とは?
左右の足を何度も交互にばたつかせて水面を蹴るように勢いをつけて飛び出つのが「カモ」です。
まるでその姿は水面を蹴って走るランナーのように見えます。
名前の語源は、浮ぶ鳥という意味があり、カモ目カモ科に属する首が短い種類を指す総称になるのです。
生息地は湖や河川で、そこで小魚をとり、食べて成長します。
日本では鴨肉として食べられていて、鴨南蛮、鴨鍋、焼き鳥といった料理にされて古代より食べられている鳥です。
奈良時代にはすでに食されていた鳥であり、現在は中国やシンガポールで食べられていて、欧州では肝臓を大きくしたフォアグラを高級レストランでは提供しています。
「カモメ」とは?
両足を揃えて水面を何度か蹴って勢いをつけて空に飛び立つのが「カモメ」です。
全長が45cmあり、左右の翼を広げれば110cm以上にもなり、目の前にくると圧倒される大きさになります。
人懐こさがあり、人がいる方へと寄って来ては餌を待つ姿が見られる鳥です。
パンの耳を空中に放れば器用に咥えます。
主に海で生活する鳥であり、海面の中に頭を突っ込んで魚を咥えて取り、食べて成長するわけです。
日本には秋から冬にかけて渡ってきて、春になると卵を産むため繁殖する場所へと移動します。
「カモ」と「カモメ」の違い
「カモ」と「カモメ」の違いを、分かりやすく解説します。
様々な「カモ」の種類の総称を指す言葉であり、日本には河川で生息している鳥です。
額は白く、焦げ茶の顔といった姿で、雌は雄よりも地味な茶一色で、雄雌共に嘴は灰色の先端は黒色になります。
首は短く、全体的にふっくらした太めの形状で、全体的にほっそりした体型が「カモメ」とは違う点です。
もう一方の「カモメ」は幼鳥の頃は肩に淡褐色の外縁があり、全身は灰褐色の羽毛に被われています。
幼鳥にはかごめのような斑紋が出ているのが名前の由来となります。
大人に成長すると口ばしや足は黄色くなり、羽根と尾は灰色、頭、お腹、肩部分は真っ白な羽毛になる鳥です。
生息地は海だけではなく、港や河口にも範囲を広げていて、漁師の近くにも恐れず近寄る生態を見せるわけです。
まとめ
同じ「カモ」という言葉が入っている鳥ですが、色や首の長さ、生息する場所などに違いがありますので、画像や動画などで見比べてみるといいでしょう。