「二者択一」と「苦渋の決断」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「二者択一」と「苦渋の決断」の違いとは?違い

この記事では、「二者択一」「苦渋の決断」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「二者択一」とは?

2つの答えからどちらを必ず選ぶ状況であるという意味で使われている言葉が「二者択一」【にしゃたくいち】です。

例えば、遠距離中の彼氏が仕事を辞めて一緒に住むか、別れるかを決めて欲しいと伝えてきたとき、自分の現状をよく考えた上で決断します。

この2つの他には選択肢がないので、答えを求められる人はかなり悩む状況を指すのです。


「苦渋の決断」とは?

物事を簡単に考えるのではなく、じっくりどのような意味があるか苦しみながら決断することを「苦渋の決断」【くじゅうのけつだん】といいます。

それほど追い込まれた人がどう決断すればいいかを考えないと困る状態になるといった場面で使う言葉です。

とくに、会社を存続させるためには大幅な従業員を減らす、事業を見直すといった場面で決断するよう迫られた人が下す結論を指します。


「二者択一」と「苦渋の決断」の違い

ここでは「二者択一」「苦渋の決断」の違いを、分かりやすく解説します。

2つしかない選択肢の中で、どちらを選べばいいかよく考えてから最適な方法を選ぶことを「二者択一」といいます。

もう一方の「苦渋の決断」は、追い込まれた人がどう判断して結論を出すか苦しんで考える言葉です。

自分で考えた中から最適だと思う結論を出します。

「苦渋の決断」の方がより選ぶときに苦しみ、悩むという場面で使われているのが違う点です。

「二者択一」の例文

・『彼氏か家族をとるかの二者択一を迫られた妹は動揺する』
・『お金を借りて建て直すか、従業員をクビにするか二者択一で迷う』

「苦渋の決断」の例文

・『両親が死んだ後、苦渋の決断で受け継いだ店を畳むことにした』
・『苦渋の決断ではあったが、27歳で野球の世界から引退した』

まとめ

2つの言葉は決断を下す状況で使う言葉ですが、どちらを選べば今の状態を表し、どう自分が判断するかに目を向けてみるといいでしょう。

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