この記事では、「平凡」と「人並み」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「平凡」とは?
たいしてずば抜けた才能があるわけでもなく、普通であることを「平凡」【へいぼん】といいます。
これといった美貌があるのではなく、目立つこともない普通の顔でそれほど目立たない人ともいえるのです。
また、服装が個性的だとか、考え方がずばぬけて変わっているところもなく、いたって周囲と変わらずそこら辺にいる普通の人を指す言葉になります。
「人並み」とは?
普通の人と同じように行動したり、考える人を「人並み」【ひとなみ】といいます。
そこら辺にいる普通の人と同様に仕事をこなし、普通に生きる人を指すのです。
「ごくごく人並み」といえば普通に行動するので、面倒なところがないといえます。
反対に、「人並み外れた才能がある」といえば、普通の人よりも優れた能力があり、素晴らしいと周囲に強く感じさせるのです。
「平凡」と「人並み」の違い
ここでは「平凡」と「人並み」の違いを、分かりやすく解説します。
飛びぬけて凄いと思う見た目でもなく、考え方も普通に発想することを「平凡」といいます。
変わったところもなく、当たり前の発想しかしない人を指すのです。
「ごく平凡な人生」といえば生き方も普通で、人生を静かに送る人が当てはまります。
もう一方の「人並み」は、考え方も普通、行動も周囲と同じようにするため扱いやすい人と言えるのです。
「人並みな考え方ができる」といえば、周囲と何ら変わらず同じ発想ができると伝えられます。
「平凡」の例文
・『静かに暮らしたいので、平凡な男性と結婚したい』
・『長年にわたり芸能界で活躍する芸人はいたって平凡だ』
「人並み」の例文
・『健康だと思っていた兄が、人並みに病気になった』
・『兄は人並み以上の考え方ができるので安心だ』
まとめ
それほど優れたところがあるのではなく、周囲と同じ能力や考え方の人を指す言葉をご紹介しました。
どのように使えばいいか深堀してみるのもいい勉強になるでしょう。
