この記事では、「農産物」と「工業製品」の違いを分かりやすく説明していきます。
「農産物」とは?
「農産物」は「のうさんぶつ」と読みます。
意味は、「土地を利用して作られた作物や、育てられた家畜などのこと」です。
穀類・野菜・果物・畜産物など、土地を耕したり、家畜を飼育するなど自然の恵みを利用してつくられた物のことです。
「農産物」の言葉の使い方
「農産物」は名詞として「農産物に富んだ国」「農産物を輸出する」などと使われます。
「農」は「土地を耕して作物を作ること、またはその仕事に携わる人のこと」という意味、「産物」は「その土地で産する物品」「あることが背景となってうみ出されたもの」という意味、「農産物」で「土地を耕して作物を作ることでうみだされたもの」になります。
大きな意味では畜産物も含まれますが、日常的に使われる場合、作物を表すことが多くなります。
「工業製品」とは?
「工業製品」は「こうぎょうせいひん」と読みます。
意味は「企業などが、専用の施設で道具や機械を使い、原材料を加工して製造されるもの」です。
車や生活雑貨などの日用品だけではなく、マヨネーズや乳製品なども含まれます。
「工業製品」の言葉の使い方
「工業製品」は名詞として「工業製品を扱う」「工業製品が盛んな地域」などと使われます。
「工業」は「自然の原料に人の力や機械力を加え、商品価値のある生産物を製造する産業」という意味、「製品」は「販売するためにつくった品物」という意味、「工業製品」で「自然の原料を機械などで加工して、販売する為につくった商品価値のあるもの」になります。
「農産物」と「工業製品」の違い
「農産物」は「土地を耕して作物を作ることでうみだされたもの」です。
「工業製品」は「自然の原料を機械などで加工して、販売する為につくった商品価値のあるもの」です。
まとめ
今回は「農産物」と「工業製品」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。