「科目」と「教科」の違いとは?分かりやすく解釈

「科目」と「教科」の違いとは?違い

この記事では、「科目」「教科」の違いを分かりやすく説明していきます。

「科目」とは?

「科目」とは学問を種類別に分けたあとさらに分野ごとに分けたものです。

例えば日本の言葉を学ぶ国語でみても現代の言葉について学ぶ現代文だけでなく昔の日本語についてを学ぶ古典もあります。

他には歴史の授業も日本史と世界史に分けられたり数学も数学Ⅰや数学Ⅱ数学Ⅲに分かれるなど、こういった学校で教わる各学問の分野一つひとつを指す言葉が「科目」です。


「教科」とは?

「教科」とは学問を大きなジャンル分けしたものを指します。

具体的には日本の言葉を学ぶのは国語で様々な計算を学ぶのは数学などの分け方で、この国語や数学や理科などが「教科」です。

「教科」というのが大きなくくりなだけに、この大きなくくりで行う授業は各「科目」を広く基礎部分だけの浅く学ぶことになります。

将来的な選択肢を増やすための小中学生の授業は別として、学問は基本的に狭く深く追究していくものなので、学問を学ぶ人は「教科」全体ではなくそれを構成する各分野に絞って学ぶことが一般的です。


「科目」と「教科」の違い

「科目」「教科」の違いを、分かりやすく解説します。

学問を各ジャンルの分野ごとに細かく分けたものが「科目」で、それらによって構成されている学問をジャンル分けしたものが「教科」です。

「教科」をより細かく分野ごとに分けたものが「科目」とも言えます。

ある「科目」を追求するのに同じ「教科」の別の「科目」が必要になることもありますが、そうであっても「科目」はあくまでも分野一つひとつを指す言葉であり、ジャンル全体を指す「教科」そのものではありません。

まとめ

「教科」という学問の大きな分類を更に分野ごとに分けたものが「科目」です。

「教科」の中には複数の「科目」がありそれぞれが相互に影響しあっていることも多いですが、それでも「科目」はどれも別々の分野ですし、「教科」もそれらを総合して呼ぶジャンル名でしかありません。

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